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2013年11月26日

【環境】三菱重工 グループ会社が新興国用に電力消費量を抑制する新聞オフセット輪転機開発



 三菱重工グループでオフセット輪転機を手掛ける三菱重工印刷紙工機械は、アジア新興国市場用に電力消費量を抑制する新聞用オフセット輪転機を開発した。

 開発した新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT-SA(ダイヤモンドスピリット-エスエー)」は、平成15(2003)年に発売の「DIAMONDSPIRIT」で実証された、高速・高品質印刷と運用コストの大幅低減が可能な技術を採用しながら、急速に変化する新興国のメディア事情に合わせて設計された。

同機は、40ページの新聞を1時間に15万部印刷でき、「DIAMONDSPIRIT」と比べ、コンパクト化され、工場建屋費用と電力消費量を抑制するほか、不安定な電力事情を踏まえて、停電時に回生エネルギーを利用して安全に停止する機能も備えている。

インドの老舗新聞社、マラヤラ・マノラマ社から5セットを受注し、平成26(2014)年秋から平成27(2015)年夏にかけて順次納入する。経済成長を続けるアジアの新興国では、新聞などメディア産業でも変化に対応するための設備投資に高い投資収益率が求められ、三菱重工印刷紙工機械は戦略製品として積極的に展開する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:54| 企業の取り組み 【機関別】