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2013年11月22日

【知識】さくらインターネットと日本マイクロソフト 中堅・中小企業など向けクラウドサービスで協業




 さくらインターネットと日本マイクロソフトは、エンタープライズならびに中堅・中小企業の社内システムのクラウド化を推進するため協業し、さくらインターネットの「さくらの専用サーバ」および「さくらのクラウド」にて、「Microsoft Windows Server 2012 R2」を採用したクラウドサービスを提供開始することを発表した。


 現在、急速に拡大している国内プライベートクラウドサービス市場は、市場規模の拡大に伴い、2017年まで年率約34.5%で伸びると予測されており、これに伴い、WindowsServerのクラウド市場も大幅に伸びが見込まれる。また、日本マイクロソフトが2013年11月より発売を開始したWindows Server 2012 R2の登場により、さらなる仮想化市場の拡大も期待されている。

 さくらインターネットはこれまで、UNIX 系OSやOSSを中心としたサービスを展開し、特にスタートアップ企業やWebサービス企業に利用されてきた。大阪、東京、北海道の3都市にデータセンターを所有し、スケールメリットと柔軟性を兼ね備えた世界でも有数のコスト競争力の高いデータセンターサービスを提供してきたが、昨今のWindows Serverのクラウド化のニーズの増大や、Hyper−V等の仮想化技術の熟成、Windows提供の基盤の準備がととのったことから、企業システムのDRニーズやコスト削減ニーズにおこたえするべく、ビジネス市場の獲得を目指して、企業向け社内システムで活用されるWindows Serverを活用したサービスに本格的に参入することとした。

 本格的に参入するにあたり、日本マイクロソフトのWindows Server 2012 R2早期導入プログラムに参画し、Windows Server 2012 R2、System Center 2012 R2、Azure Hyper−VRecovery Managerの早期評価をすすめ、その結果、中堅だけでなくエンタープライズシステムを対象としたクラウドサービスにも十分に適用できることが確認できたことから、両社でより幅広いサービスを連携して提供するため、協業に至った。

 同協業により、さくらインターネットでは第一弾として、さくらの専用サーバおよびさくらのクラウドでのWindows Server 2012 R2の提供を開始し、2014年春には、Windows Server 2012 R2 Hyper−V ベースのVPS サービスを提供予定である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:59| 知識