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2013年11月21日

【知識】SAPジャパンとブレインパッド ビッグデータアナリティクス分野で協業



 SAPジャパンと、ブレインパッドは、SAP社によるKXEN社買収に伴い、ビッグデータアナリティクス分野において協業していくことを発表した。

 昨今、ネットサービスの普及などにより、企業内に蓄積が可能なデータの種類と量が急激に増大しており、これらの膨大なデータ(ビッグデータ)を活用するニーズも高まっている。ビッグデータ活用の鍵を握る予測分析ソフトウェアの市場は現在世界で20億ドルの規模を持ち、2017年には30億ドルに達すると予想されている。総務省の「情報通信白書」によるとビッグデータ活用による7兆7700億円の経済効果も見込まれており、国内の予測分析ソフトウェアの需要も更に高まることが予想される。

 SAP社は、2013年10月、データマイニングのリーダーであるKXEN社の買収を完了した。KXENの技術はモデル構築と分析作業を自動化することで、データサイエンティストだけでなく業務部門の一般のユーザーによるビッグデータアナリティクスを可能にする。

 ブレインパッドは、国内においてKXENソリューションの販売がスタートした2006年当初より代理店契約を締結し、国内での販売実績および導入企業数シェアは第一位となる(2013年11月現在)。さらに、KXENソリューションのローカライズ・販売・導入サポートならびに、KXENソリューションの利用にあたってのコンサルティングや導入企業へのトレーニングを行うなど、豊富な実績を有している。

 買収後も、SAPジャパンとブレインパッドは、KXENソリューションの既存顧客に対するサポートを継続して行っていくとともに、SAPの持つ予測分析ソフトウェア・ソリューションと、ブレインパッドが持つデータ分析における高度なノウハウを組み合わせることで、SAP(R) ERP、SAP HANAR(R)、SAP BusinessObjects(TM)等の顧客企業に共同でマーケティング・販売活動を行う。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:28| 知識