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2013年11月12日

【知識】日立ソリューションズ anbxとコンタクトセンター向け事業で協業

 日立ソリューションズとアンビエックスは、マイクロソフト社の「Microsoft Dynamics(R) CRM」の導入において、アンビエックスのCTI(Computer Telephony Integration)やCRM、通話録音の機能を統合するソフトウェア「CT−Clip」を活用し、コンタクトセンター向けの事業で協業することに合意し、2013年11月8日から販売を開始する。
 これにより、企業は短期間および低コストで、CTIを活用したコンタクトセンター向けCRMシステムの導入が可能となる。

 ※1:電話やFAXをコンピュータシステムに統合する技術。

 インターネットやメール、SNSなど、企業の顧客へのコンタクト方法が多様化する中、オペレータが直接顧客と話し、ニーズを把握できるコンタクトセンターの重要性が高まっている。また、その品質向上のため、ITを活用してサービス向上を図る企業が増加する一方で、中小規模のコンタクトセンターではシステム導入にかかるコストが課題になっている。

 マイクロソフト社の「Microsoft Dynamics(R) CRM」は、申し込んだその場でシステムの利用が可能なクラウドサービス「Microsoft Dynamics(R) CRM Online」を利用する方法と自社でシステムを保有する方法から選択可能なCRMシステムで、世界中で約330万ユーザー以上の利用実績がある。
 日立ソリューションズは海外のグループ拠点と連携し、国内外で80を超える企業に「Microsoft Dynamics(R) CRM」や「Microsoft Dynamics(R) CRM Online」を導入してきた。
 また、アンビエックスは、「Microsoft Dynamics(R) CRM」や「Microsoft Dynamics(R) CRM Online」にPBXやCTIサーバーを連携させる機能や、通話を録音したり再生したりする機能を付加する「CT−Clip」を販売し、主に中小規模のコンタクトセンターに向けたCRMシステムを構築するとともに、運営ノウハウを蓄積してきた。今回の日立ソリューションズとの連携に加え、「CT−Clip」は、日立情報通信エンジニアリングのコンタクトセンターシステム「iCTNET/IX」UnPBX(※2)モデルをサポートする。

 ※2:音声処理ボードを搭載し、簡易な企業構内の電話交換機として動作するパソコン・サーバー。電話機/端末間の交換処理を行うほか,加入電話網やISDNに接続して,通話やデータ伝送を実現する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:55| 知識