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2013年09月30日

【アジア】田辺三菱製薬 インドネシアのバンドン工場内に新製剤棟を建設

 田辺三菱製薬は、連結子会社であるタナベインドネシアが生産能力の増強と、PIC/s−GMP(*)への対応を目的として、同社が保有するバンドン工場内に新たに製剤棟を建設する。

 タナベインドネシアは、1970年に設立以来、インドネシア国内ならびに周辺国への医薬品の供給に貢献してきた。新製剤棟は、2013年9月に着工し、2015年5月に稼働を開始する予定で、今回の増設計画では、主要製品である高血圧症治療薬「ヘルベッサー」等の固形製剤の生産能力を現在の1.75倍に増強可能となる。

 田辺三菱製薬は、「中期経営計画11−15 〜New Value Creation」において、「海外事業拡大への基盤構築」を戦略課題と設定している。今回の新製剤棟建設によりインドネシアならびに周辺諸国への医薬品の供給の強化・拡充をはかり、成長市場での更なる事業拡大をめざすとともに、引き続き高品質な製品の安定供給に努めていく。


*PIC/s−GMP(医薬品査察協定及び医薬品査察協同スキーム)とは、
 GMP査察分野における各国加盟当局の相互協力、GMPのハーモナイゼーション、査察システムの統一などをはかり、世界標準のGMP基準及び査察当局の品質システムを通じ国際的な開発・実施・維持を目的として検討が進められているもの。「PIC/S」とは、PIC(医薬品査察協定:Pharmaceutical Inspection Convention)とPIC Scheme(医薬品査察共同機構:Pharmaceutical Inspection Cooperation Scheme)の統合呼称であり、各国政府や査察機関の間のGMPにおける協力機関。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:55| アジア