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2013年08月08日

【知識】JCB 台湾の大衆商業銀行とカード発行で提携



 日本発唯一の国際クレジットカードブランド運営主体であるJCBおよび海外業務を行なう子会社のジェーシービー・インターナショナルは、今回、台湾の商業銀行である大衆銀行とJCBカードの発行で提携した。2013年8月8日より大衆銀行は、台湾におけるJCBカードの最上位券種「JCB Precious」(以下:プレシャス)にて、「大衆楽享プレシャスカード」(クレジットカード)の会員募集を開始する。


 大衆銀行は1992年3月設立の商業銀行で、現在、台北を中心に全土で66支店を展開している。今回の提携により大衆銀行は、台湾で25行目のJCBカード発行会社となり、現在、160万会員(2013年6月末時点)のJCB会員基盤が、今後更に拡大することが見込まれる。

 「大衆楽享プレシャスカード」は、グルメや旅行への関心が高い顧客向けのJCBブランドのクレジットカードで、台湾の飲食店・鉄道会社・航空会社・旅行会社などでの利用額に応じてキャッシュバックされることが最大の特徴。また、台湾の200店以上の飲食店や、一部の空港駐車場、映画館などでの利用で割引優待が受けられるほか、プレシャスの特典として、台湾の国際空港へのタクシー送迎無料や、5つ星ホテルのレストラン優待が付帯している。

 JCBは、クレジットカードの成熟市場である台湾で、ゴールドカードの上位券種であるプラチナカードの発行枚数が急伸し、カードサービスへの消費者ニーズが高まり、多様化していることに応えるため、2011年11月より、プラチナカードの上位券種として、プレシャスの推進を開始した。2013年6月からは、台湾の商業銀行である華南商業銀行を通じて、JCB初のデビットカードをプレシャスにて発行するなど、台湾におけるJCBブランドの主力サービスとして積極的に推進している。また、観光庁が推進するビジット・ジャパン事業を支援する取り組みとして、現在、台湾のJCB会員を日本の中部北陸地域に誘致する観光振興施策も展開中で、会員基盤の拡大に加え、利用促進にも注力している。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:28| 知識