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2013年07月24日

【アジア】日立 中国・成都で昇降機の生産拠点が稼働開始 

 
 日立の中国における昇降機の製造・販売・サービス会社である日立電梯が、2011年10月に設立した日立電梯(成都)有限公司は、日立として西部地域で初めての昇降機生産拠点として四川省成都市に新工場の建設を進めてきたが、2013年7月23日より本格稼働を開始する。新工場の生産能力は2013年度が8千台で、2015年度には1万1千台まで拡大する計画。これにより、需要拡大が見込まれる西部地域において、顧客ニーズに的確に対応した生産体制を確立し、受注拡大を図る。

 中国は世界最大の昇降機新設市場として高い成長を続けており、2012年度には昇降機新設需要台数が40万台に達し、世界の約6割を占める規模となっている。特に近年は成都市を中心とした西部地域の発展が急速に進み、ビル建設に伴う昇降機需要の伸びが著しい状態が続いている。

 今般の成都工場の本格稼動により、日立電梯(中国)は広州市、天津市、上海市、成都市の4都市で昇降機の完成品生産を行う体制を整えた。今後、これらの生産拠点の連動強化と能力増強を推進することで、更なる拡大が予想される中国市場において、効率的な製品供給を実現する。これにより中国全体の生産能力を2013年度の7万台から2015年度には10万台に増強していく計画。この生産ネットワークの拡充に加えて、研究開発・営業・製造・施工・アフターサービスのサプライチェーン全体の最適化を推進し、顧客ニーズに合致した製品とサービスを提供していくことで、中国における昇降機事業のさらなる拡大を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:24| アジア