<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2013年07月23日

【物流】国交省 日インド港湾・物流政策対話の開催結果を発表


 平成25(2013)年7月18日、国土交通省は第2回日インド港湾・物流政策対話の開催結果を発表した。この対話は同年7月12日にインド・チェンナイのチェンナイ港管理組合にて行われた。会合の結果は以下の4点である。

 一つ目は、南部港湾設備の整備。インドは、インド南部のチェンナイ港・エンノール港の整備拡張や周辺道路整備のプロジェクトについて、最新状況を説明した。これに対し日本は、完成車積み出し施設の可及的速やかな整備の必要性を指摘した。

二つ目は、完成車の鉄道輸送制度。日本側から、インド国鉄が実施する完成車鉄道輸送制度の進捗を評価し、関連インフラの整備や利用料の引き下げに一層の期待感を示した。

 三つ目は、インド国鉄の信号近代化。日本側より鉄道の信号近代化による輸送力向上についての調査結果を示し、日本の信号技術の活用への期待を示した。インドは、信号近代化の対応状況について説明するとともに、日本企業の参入を歓迎すると述べた。

 四つ目は、南部物流回廊のボトルネック解消。インド南部地域の物流環境について調査した実証調査の結果を共有し、道路及び鉄道における改善すべき課題について確認。またインドは、南部港湾への接続道路について、工事の進捗状況を説明した。

 次回の政策対話は、2014年初めに日本で開催することで合意した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:11| 行政関連