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2013年05月29日

【物流】全ト協、「トラック運送業界における不正改造車排除運動」の実施を発表


 平成25(2013)年4月23日、全日本トラック協会は、年間を通じて「不正改造車排除運動」を行うとともに、同年6月1日(土)から6月30日(日)までの1ヶ月間を「不正改造車排除強化月間」とし、特に重点をおいて運動を実施すると発表した。

 日本の交通事故の発生件数や自動車交通による大気汚染の現状を見ると、依然として改善が求められる状況である。暴走行為、過積載等を目的とした不正改造車は、安全を脅かし道路交通の秩序を乱すとともに、排出ガスによる大気汚染、騒音等の環境悪化の要因の一つとなっている。このような状況から、同協会はトラックに対象を絞り全国的に不正改造車を排除するために、各都道府県トラック協会の協力を得て積極的な運動を展開することとなった。

 重点とする不正改造項目として、(1)視認性・被視認性の低下を招く窓ガラスへの着色フィルム等の貼付、(2)前面ガラスへの装飾板の装着、(3)灯光の色が不適切な灯火器等の取付け(デコレーション、回転灯火等)、(4)タイヤ及びホイール(回転部分)の車体外へのはみ出し、(5)騒音の増大を招くマフラーの切断・取外し及び基準不適合マフラーの装着、(6)土砂等を運搬するダンプ車の荷台さし枠の取付け及びリアバンパ(突入防止装置)の切断・取外し、(7)軽油タンク増設等不正な二次架装、(8)大型貨物自動車の速度抑制装置(スピードリミッター)の取外し、解除又は不正な改造、変更等、(9)ディーゼル黒煙を悪化させる燃料噴射ポンプの封印の取外し、(10)不正軽油燃料の使用、を挙げている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:53| 物流事業者