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2013年05月23日

【環境】三菱重工業 次世代型LNG運搬船建造で商船三井と契約


 三菱重工業は平成25(2013)年5月17日、商船三井と、次世代型LNG(液化天然ガス)運搬船を建造する契約を締結した。船体とタンクカバーの一体構造化などにより燃費やメンテナンス性を大幅に改善した、独自の「さやえんどう」船型が採用される。

 さやえんどう船型は、球型タンク4基を船体と一体構造の連続タンクカバーで覆うことにより、船全体の強度を確保しながら軽量化を実現し、更に航行中の空気抵抗を大幅に軽減。蒸気を再度加熱利用する仕組みで熱エネルギー効率を高めた主機関と併せ、従来船と比べて燃料20%以上低減し、CO2を抑える。船舶のバランスを保つ為に船に積み込むバラスト水(海水)処理装置も搭載し、バラスト水とともに運ばれる微生物による海洋生態系への影響も軽減する。
 
 完成・引き渡し後は平成32(2020)年より、大阪ガスおよび九州電力がLNGの輸送に就く予定である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:54| 企業の取り組み 【機関別】