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2013年05月20日

【知識】米IBM アステラス製薬と戦略的アウトソーシング契約を締結




 IBMは、2013年5月17日、アステラス製薬と、8年間の戦略的アウトソーシング契約を締結した。同契約は、アステラス製薬が、一層のグローバル展開を促進するため、三地域(日本/米州/欧州)のITインフラを再編するとともに、研究開発型のグローバル企業を目指す日本の製薬企業を支援する体制を構築する。

 アステラス製薬は、「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」ことを経営理念に掲げ、複数の専門疾患領域(カテゴリー)において、アンメットメディカルニーズ(今日では充たされていない治療ニーズ)に応えうる付加価値の高い薬剤を提供することで、「グローバル・カテゴリー・リーダー」としてのポジション確立をビジネスモデルにしている。今回のIBMとアステラス製薬の新しいパートナーシップの目的は、ビジネス全体でグローバルに最適化されたITサービスを提供するための基盤と体制を整備することである。

 IBMは、アステラス製薬に対し、IBMの持つ「グローバル・デリバリー・フレームワーク」を最大限活用し、IT運用サービスを全体として管理するサービス・インテグレーション、サービスデスク、データセンター・サービスなど、グローバルに標準化されたプロセスとガバナンスの下でITインフラ基盤を提供する。また、ITシステムの運用、監視、IT関連機器のサイト配置、サービスデスクといった機能は、クラウド・ソリューションも活用し、全世界に配置された最適な拠点から提供される。IBMはグローバルで培った経験、およびノウハウに基づくグローバルの標準化に対するケイパビリティと、各地域への最適なソリューションを提供できるパートナーとして、それらのITサービスを日本企業の目指す高品質なサービスとして、国を超えてユーザーに提供することを目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:00| 知識