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2013年05月20日

【アジア】丸紅と日本ハム 共同でミャンマーでの飼料・養鶏事業に参入


 丸紅は食肉、ハム・ソーセージ事業日本最大手の日本ハムと共同で、ミャンマーの飼料・養鶏事業を推進することに合意した。ミャンマーで同事業の日系企業進出は初めてとなる。

 2013年度中に現地有力企業を含めた三社間で合弁契約を締結し、飼料工場、種鶏場、およびブロイラー農場を建設する。2015年から養鶏出荷を開始し、初年度は年産約600万羽、2018年度までには年産約1,200万羽に倍増する計画である。また飼料工場の生産能力は年産20万tを予定している。
 
 同国の経済発展にあわせ、将来的には鶏肉処理・加工工場も完備し、飼料生産をはじめ・養鶏処理・加工までの一貫体制を目指す。

 丸紅は北米、南米、東欧等世界各拠点で構築している調達ネットワークと、日本や中国、アセアン諸国等アジアを中心とした穀物需要国への販売力によりグローバルな穀物取引を拡大し、世界の穀物貿易量の約5%に当たる年間25百万tの取扱量を誇る。さらに国内有数の総合飼料会社を持つ強みを活かし、需要地として経済発展が見込まれる新興国での飼料・畜産事業を、グループ一体となって積極的に進めている

 ミャンマーは長い経済制裁の影響で、飼料・畜産技術が発展途上の段階にある。同事業は、丸紅グループと日本ハムグループが協業し、日本の先進的な生産技術、トレーサビリティーを同国市場へいち早く導入し、安全かつ安心な畜産物供給を実現する。



※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:42| アジア