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2013年05月07日

【環境】JX日鉱日石エネルギー バイオガソリンの販売を東北地方へ拡大

 
 JX日鉱日石エネルギーは、平成25(2013)年5月1日より、植物由来のバイオエタノールを原料とする※ETBEが配合されたバイオガソリンのハイオクおよびレギュラーを、岩手県・宮城県・山形県・福島県の一部地域におけるENEOSサービスステーションで販売を開始した。

 バイオガソリンは植物から生産されるバイオエタノールと石油系のガソリンを合成して作られる。植物を原料とするバイオ燃料は、原料である植物が生育する際に光合成によってCO2を吸収していることから、燃焼によってCO2を排出しても大気中の二酸化炭素の総量を増加させないとされている。

 同社は、平成21(2009)年6月に、根岸製油所で製造したバイオガソリンの販売を開始して以降、鹿島、大分、大阪、水島、麻里布、室蘭の各製油所で順次製造を開始し、販売エリアを拡大したが、今回は仙台製油所においても製造を開始した。

 これにより、同社グループの全製油所でバイオガソリン製造体制が整うこととなり、5月1日時点の全国のバイオガソリン取扱サービスステーションの数は26都道府県の約3200ヵ所となった。

※ETBE・・・
エチル・ターシャリー・ブチル・エーテルの略称でエタノールとイソブテンから合成される化学物質。蒸気圧が上昇せず、ガソリンからの燃料蒸発ガスを増加させないため、光化学スモッグの発生に影響を及ぼさない。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:08| 企業の取り組み 【機関別】