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2013年04月22日

【環境】日通商事  鉄道コンテナ輸送用防振材の商品化を実現


 日通商事は、鉄道コンテナ用防振材ピタスキッドを開発した。

 CO2削減策としてクローズアップされているモーダルシフト。しかし、鉄道コンテナ輸送には、長時間の微振動により段ボール同士が擦れて発生する紙粉問題や荷物と緩衝材等の擦れによる傷クレーム問題等、弱点がいくつかあり、それらの弱点を軽減する商品として同商品は開発された。

 同社が扱っている緩衝材「ピタフォーム」は、スポーツ業界向けの衝撃吸収材であった緩衝材の技術を物流業界向けに転用、衝撃エネルギーや振動エネルギーを抑制する効果がある。今回開発した「ピタスキッド」は「ピタフォーム」の製造元と検討を重ね、12o厚ラワン合板に緩衝材を等間隔に貼り合わせた鉄道コンテナ用防振材として商品化が実現された。

 使用方法はシンプルであり、JRの12フィートコンテナの場合、コンテナ1基に対し6分割した同商品を敷詰め、荷造養生された荷物を積載する。大手自動車メーカーによる20回の輸送トライアルの結果、衝撃吸収、振動吸収効果があるとの結果が得られ商品化された。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】