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2013年04月22日

【アジア】日立システムズ 東南アジアでのITサービス事業を強化


 日立システムズとマレーシアのITソリューションプロバイダーSunway Technologyは4月、マレーシアに両社の合弁会社としてHitachi Sunway Information Systemsが、またその子会社としてシンガポールにHitachi Sunway Information Systems、タイにHitachi Sunway Information Systems、フィリピンにHitachi Sunway Information Systems、インドネシアにPT.Hitachi Sunway Information Systemsが発足し、営業を開始した。

 経済成長を続ける東南アジアでは、日系企業を含む多数の外国企業が進出しており、現地企業を含め、ITサービスの需要が急速に高まっています。Hitachi Sunway Information Systemsは、東南アジアでの事業を強化している日立システムズが、同社として東南アジアに初めて設立した合弁会社で、2013年中にベトナムにも子会社を設立する予定である。

 日立システムズは、日本のITサービスの分野で、半世紀以上にわたるノウハウと先進技術を有する。Sunway Technologyは、SunwayグループのITパートナーとして、800以上のさまざまな業種のユーザーにサービスを提供しており、東南アジアでの豊富な経験とサービスネットワークを持っている。Hitachi Sunway Information Systemsグループは、両社の強みを融合し、東南アジアで急速に高まるユーザーのITサービスのニーズに応えていく。

 具体的には、Hitachi Sunway Information Systemsグループは、日立システムズが得意とするITインフラやネットワークの構築・運用・監視、データセンターの運用や、仮想化・クラウドサービス、セキュリティなどの技術と、Sunway Technologyが得意とするPLM(Product Lifecycle Management)、ERPパッケージの販売・導入や仮想化ソリューションなどを融合し、東南アジア各国の現地企業および東南アジアに進出している日系企業に、最適な形でITサービスを提供する。

 また、日立システムズは、日立製作所のアジア地域統括法人である日立アジア社内に、2012年に設立した事業部門IT Management Groupと共に、Hitachi Sunway Information Systemsグループの事業拠点を活用し、海外に進出する日系企業をサポートするグローバルITサービス「GNEXT」の強化を図る。今後Hitachi Sunway Information Systemsグループを通じて東南アジア各国に、各種商品・サービスを提供し、顧客サポート力を強化していく予定。提供を検討していく商品としては、企業内・企業間データ連携ミドルウェア「HULFT(ハルフト)」、タイで日立アジア(タイランド)社と連携して提供しているクラウドサービス「Caliver(カリバー)」、中堅・中小規模企業向けERPのクラウドサービス「SAP(R) Business One OnDemand(エス・エー・ピー・ビジネス・ワン・オンデマンド)」、米国マイクロソフト社の中堅企業をターゲットとしたERP製品「Microsoft Dynamics(R) AX(マイクロソフト・ダイナミクス・エーエックス)」、省スペース・低消費電力でデータセンター機能を利用可能なマイクロデータセンターなどを予定している。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:27| アジア