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2013年04月19日

【物流】JR貨物のコンテナ列車ダイヤ改正後の利用状況


 平成25(2013)年4月10日、JR貨物は平成25(2013)年3月16日に行った白紙ダイヤ改正後の利用状況をまとめた。

 今回のダイヤ改正では、大阪地区における吹田貨物ターミナル駅の開業、百済貨物ターミナル駅のリニューアル開業、東京地区における隅田川駅のリニューアル開業に合わせて、新たなインフラ機能を有効に活用するために輸送体系の抜本的な見直しを行った。

 改正後の利用状況は、従来、梅田駅を利用していた荷主が、着貨物を中心に百済貨物ターミナル駅に比較的多くシフトしており、百済発着列車の利用がダイヤ改正直後から増加した。これに対し、吹田貨物ターミナル駅発着列車の利用はこれから徐々に増えていく見通し。一方、隅田川駅は、東京貨物ターミナル駅との間で運転を開始したシャトル列車4往復の利用が好調。同駅で中継する西日本から東北・北海道方面の貨物(下り)、北海道・東北からの農産品、紙(上り)の輸送が増加している。

新設列車では、福山レールエクスプレス号(福山通運向けの専用列車)が3月25日より東京貨物ターミナル駅〜吹田貨物ターミナル駅間で運行を開始した。運行状況、利用状況とも順調に推移している。また、隅田川駅〜札幌貨物ターミナル駅間で運行を開始した新設列車は、下りは雑貨、上りは農産品主体で3月の最終週は90%近い利用状況となった。

 また、今改正で30分以上の時間短縮を行った速達化列車17本のうち、11本が80%以上の利用状況となった。中でも、東京貨物ターミナル駅〜福岡ターミナル駅間は37分短縮し、第一週平日(休翌日を除く火〜金)平均は97.9%の利用率となった。

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投稿者:gotsuat 09:44| 物流事業者