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2013年04月18日

【環境】トヨタ自動車 フランスで実施したPHV実証実験で石油消費量大幅削減


 トヨタ自動車は、フランス東部のストラスブール市で平成22(2010)年4月から3年間実施したプラグインハイブリッド車(PHV)「プリウスPHV」の大規模実証実験を終えた。

 実証実験は、トヨタ自動車とフランス電力公社(EDF)、ストラスブール市が共同で行われ、トヨタは約70台のプリウスPHVを同市に投入し、使われ方、充電の回数、燃費に与える影響などを検証。EDFは、専用充電スタンドを市内に145基設置し、車両の識別や課金情報等の実証データを蓄積し、充電インフラの多様な使い方の検証を行った。

 実験で使われた約70台のプリウスPHVの総走行距離は3年で400万kmに達し、1日1.1回の充電により、燃料の消費量が同サイズのガソリン車より約46%削減でき、環境性能の高さを実証した。

 トヨタ自動車は、既にこの実験を含む各種データを反映して平成24(2012)年1月にプリウスPHVを一般向けに発売し、世界で累計約3万台を販売しており、外部電源から充電し、走行時にCO2や排気ガスを出さない電気自動車のメリットとガソリンエンジンとモーターの併用で遠距離走行ができるPHVを、ハイブリッド車(HV)に次ぐ次世代環境車の柱に位置付けて本格的な普及に向け取り組んでいる。

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投稿者:gotsuat 09:38| 企業の取り組み 【機関別】