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2013年04月15日

【環境】神奈川県 自動車排出窒素酸化物及び粒子状物質総量削減計画を策定

 神奈川県は「自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法」(以下「自動車NOx・PM法」)に基づき、「神奈川県自動車排出窒素酸化物及び粒子状物質総量削減計画」を策定した。

 これまで同県は、平成15(2003)年7月に策定した前計画に基づき平成22(2010)年度を目標年度として、すべての常時監視測定局における二酸化窒素(NO2)及び浮遊粒子状物質(SPM)に係る環境基準の達成を目指してきた。

 その結果、平成23(2011)年度には二酸化窒素については常時監視測定局92局中91局で環境基準を達成し、浮遊粒子状物質についてはすべての常時監視測定局で環境基準を達成したが、継続的・安定的に達成しているとは言いがたい状況であるため、平成23年3月に国が定めた「総量削減基本方針」を受け、平成32(2020)年度を目標年度(平成27(2015)年度を中間目標年度)とした新たな計画を定めたものである。

 今後はこの計画に基づき国、県、市町村、県警、道路管理者、関係団体、荷主、発注者、運送事業者等が連携して各種施策に取り組んでいく。

 主な施策として
1.ディーゼル車運行規制など自動車から排出される窒素酸化物等を抑制する取組
2.低公害車の普及促進、エコドライブの普及推進など環境に配慮した自動車の使用を普及する取組
3.物流効率の向上、道路整備など自動車の流れを改善する取組
4.二酸化窒素高濃度情報の発信、運送事業者等に対する低公害車の使用等の要請など川崎市臨海部における重点的な取組(局地汚染対策)
が挙げられている。

 対象地域は、自動車NOx・PM法に定める対策地域を含めた県内全域で、目標を平成27年度までにすべての常時監視測定局において、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る大気環境基準を達成し、平成32年度までに県内全域における大気環境基準を確保することと定めている。
 
 進行管理として毎年施策の進捗状況を評価し、その結果を公表する。また中間目標年度である平成27年度における大気環境の状況を評価し、必要に応じて計画の見直しをする。

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投稿者:gotsuat 09:51| 低公害車、低燃費車関係 【取り組み内容別】