2013年04月02日
【環境】豊田自動織機、新型トヨタ産業用エンジン2機種を開発
豊田自動織機は、新型トヨタ産業用エンジン「トヨタ1KD(ディーゼル)」、「トヨタ1FS(ガス・ガソリン)」２種を開発した。
世界的な産業用エンジンの排出ガス規制強化への適応と、燃費向上ニーズの高まりに応えることをねらいに、同等出力の現行製品と比較して、排気量ダウンサイジングを行い、低燃費かつクリーン、コンパクトを実現した。
これらのトヨタ産業用エンジンは、当社開発のフォークリフトへの搭載に加え、建設機械や農業機械、発電機など広く産業機械用としての販売を計画している。
「トヨタ1KD」は、排気量2982ccの直噴コモンレールターボディーゼル。
市場実績が豊富で信頼性の高い自動車用エンジンをベースに開発。過給特性を産業用エンジンに最適化した自社開発ターボを用いて、燃焼効率の改善を行い、エンジン低回転領域の高トルクを確保することで、排気量のダウンサイジング（現行製品比43％減）を実現し、全域にわたる低エミッション・低燃費（定格点燃費：同23％向上）を達成している。さらに、ディーゼルエンジンの排気中のPMを捕集・除去するためのフィルターが不要となり、コンパクトなシステムとなっている。
「トヨタ１FS」は、排気量3685ccの産業用に新開発したガス・ガソリンエンジン。
排気量ダウンサイジング（現行製品比18％減）を行い、低燃費を達成（LPG仕様、定格点燃費：同12％向上）させた。あわせて体格・質量ともに現行エンジンから23％コンパクト化し、搭載性を向上させた。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:56| 環境配慮型輸送用機器導入【取り組み内容別】
