<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2013年03月25日

【環境】ヤマト運輸 ボーノ相模大野SCの館内配送業務を一括受託


 ヤマト運輸は、野村不動産が開業した大型商業施設「ボーノ相模大野SC(ショッピングセンター)」の館内配送業務を受託した。

 全国各地に大規模商業施設や大型複合ビルが開業しており、施設内の物流効率の向上や周辺環境への負荷の低減、セキュリティ対策の要望が高まっている中、同社では本社組織に「ビル・タウンマネジメント推進室」を新設、施設内の集約配送を行う「館内・エリア内物流」の構築や施設内の集配だけにとらわれない「まちづくり」と一体化した「ビル・タウンマネジメントサービス」の確立を目指しており、これまで、全国で約85の施設で館内配送業務を受託し、利便性・安心感が向上するサービスのほか、納入車両削減によるCO2削減や地域安全の確保に取り組んできた。

 今回、野村不動産が参画した、相模大野駅前の大規模複合再開発では、駅前という立地上、一般車両だけでなく路線バスやタクシーなど多くの車両が行き交うことで施設周辺の渋滞が予測され、安全や環境の問題が懸念されていた。また、商業施設・住宅・公共公益施設が融合した複合施設のため、多くの配送業者が施設内に出入りすることになり、セキュリティの確保を不安視されていた。
 
 これらの課題を解決すべく、「ボーノ相模大野SC」の開業前の搬入業務をヤマトグループが受託し、搬入車両のスケジュール調整や誘導によってスムーズな開業の支援を行った。又、各テナント向けに宅配便を一括で納品する館内配送業務を同社が受託。各配送業者からの荷物を入り口の荷捌所でまとめ、荷捌所における車両の待機時間を削減、又、大型連休やイベント時など物量の増加が予想される場合、道路状況に応じて周辺の同社営業所に荷物を一時的に回避させるなど、納品による周辺道路の渋滞緩和を目指す。施設内にでは、各配送業者の荷物を各テナントへ一括で配送することで、セキュリティの向上や配送の効率化を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:36| 企業の取り組み 【機関別】