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2013年03月21日

【物流】全ト協 軽油価格高騰に対する要望書を提出


平成25(2013)年3月14日、全ト協(全日本トラック協会)が、自民党トラック輸送振興議員連盟に対し、「軽油価格高騰と高速道路料金等に関するトラック運送業界からの要望書」を提出した。

要望書には、現在トラック業界をとりまく燃料価格高騰の状況について、昨夏以降ドバイ原油価格が110ドル前後の高止まり状況である他、国内の軽油価格も、ここ半年でローリー価格が1リットル当たり15円以上も上昇しているなど、トラック業界が燃料負担の増加に苦しんでいる状況が述べられている。又、高速道路についても、輸送サービスの効率化や交通事故減少などの社会的効果が大きい高速道路ネットワークを最大限に活用したいが、現在の高速道路料金の水準では利用し難いとされている。そこで、トラック運送事業者は、国民生活に必要不可欠な輸送サービスを維持確保するために、当要望書を提出した。

軽油価格高騰に対する要望事項としては、@国民生活に必要なトラック輸送サービスを維持するための燃料高騰対策補助金等の創設、A燃料高騰分の価格転嫁のための対策拡充(燃油サーチャージの導入促進策の一層の推進、燃油サーチャージ導入に係る荷主の協力を確実なものとするための荷主関係団体への強力な要請、Bエネルギー価格対策の強化(軽油の価格監視の徹底、安価な備蓄原油の早期放出等の抜本的対策の実施)、C軽油引取税の旧暫定税率の廃止または一時凍結、の大きく4点を要望した。

一方、高速道路料金制度に対する要望事項として、@終日基本料金の半額化及び大口多頻度割引の拡充により70%割引とされたい、A本州四国連絡橋の料金体系をNEXCOと一体的なものとされたい、の2点を掲げている。
その他の要望事項としては、大型トラックは、乗用車に比べ価格上昇が続く中、これ以上の環境基準・安全基準の強化は見送りとし、車両価格3割程度引き下げのためのアクションプランの策定・実行を図られたい、A北海道〜本州等におけるフェリー等の利用に対する補助・助成を創設されたい、などが挙げられている。

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投稿者:gotsuat 09:46| 物流事業者