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2013年03月21日

【環境】横浜市 環境配慮型タグボート(エコタグ)の就航を発表


 平成25(2013)年3月11日、横浜市は国内初となるハイブリッド推進システムを搭載した環境配慮型タグボート(エコタグ)「翼(つばさ)」をウィングマリタイムサービスが就航させることを発表した。CO2排出量を削減し温暖化対策に寄与する事業として同市がサポートしてきた。

 同ボートは同年3月15日から横浜・川崎港等での曳船作業に使用される。従来のディーゼルエンジンに加え、モーターと高性能蓄電池を用いたシステムを採用することで、効率的かつ環境に優しい運航と曳船作業が可能となる。使用時間の75%が負荷率20%以下の低負荷領域で稼働しており、その低負荷領域の大半の時間を、搭載するハイブリッドシステムのモーターがカバーできる。また曳船作業時など高負荷領域ではディーゼルエンジンとモーターを組み合わせ使用することで、全体では稼働時間の大部分でその機能と能力を発揮し環境保全に寄与できる。バッテリーへの充電には船内発電機だけでなく陸上からの給電も利用することで、港内で排出するCO2排出量の約20%削減が可能になると見込んでいる。

 同市では全庁をあげて低炭素都市を目指した取組を推進しており、横浜港では“環境にやさしいみなとづくり”を掲げ、トラック輸送から、はしけ等による海上輸送や鉄道輸送へ転換するモーダルシフトの支援や、街路灯など照明設備の省エネ・高効率化等に取り組んでいる。同港には、外航船、内航船、作業船など多種多様な船舶が航行しており、現在、これら船舶の温暖化対策として、様々なタイプの環境にやさしい船の開発が進められている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:17| その他官公庁関係の取り組み 【機関別】