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2013年01月18日

【物流】JR貨物 平成24(2012)年12月分輸送動向

日本貨物鉄道(JR貨物)が平成24(2012)年12月分の輸送動向について発表した。12月は高速貨143本が運休した。その理由として、7日の三陸沖で発生した地震による運転規則の実施や北日本地区を中心とした強風や大雪等による輸送障害の多発が挙げられる。荷動きについては、海外の景気減速が影響して輸出を中心に生産が減少している上に自然災害の影響を受けた。しかし、東日本大震災で一部メーカーの生産減があった前年と比較すると、同月全体では前年をわずかに上回った。                                                                          
コンテナ貨物の輸送量は1,809千トンで、前年比1.0%増となった。品目別に見ると、化学薬品、自動車部品、農産品・青果物、化学工業品で減送となった。特に化学薬品では、一部顧客の輸送中止等により減送が顕著となった。また、自動車部品は国内需要の減少により減送となった。一方、紙・パルプは、震災により被災した生産拠点の復旧により増送、エコ関連物資は災害廃棄物の広域処理の進展で増送となった。

車扱は1,101千トンで、前年比0.8%減となった。品目別に見ると、気温の低下に伴う石油の増送があったものの、その他品目となる紙・パルプの輸送のコンテナ化が影響したため、全体では前年を下回る結果となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:55| 物流事業者