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2012年11月21日

【知識】三井物産と米GE 航空機エンジン関連事業において戦略提携

三井物産は、米国ゼネラル・エレクトリック社(以下:GE)の航空事業部門であるGEアビエーションによる次期大型広胴機向け新型エンジン(以下:GE9Xエンジン)の開発において、主要な戦略パートナーとして参画することに合意した。三井物産は同エンジン開発における初のパートナーシップ企業になる。

GE9Xエンジンは、現在世界中で運航されているボーイング777型機に搭載されているGE90型エンジン(累計販売台数1,500台以上)の最新型で、GE9XエンジンはGEアビエーションが開発するCMC(セラミック基複合材)等の最新技術の採用により、現行モデルとの比較で10%の燃料消費率改善が期待されている。

GEアビエーションは民間、軍用、ビジネス向け航空機搭載ジェットエンジン、ターボプロップエンジン、搭載機器、統合システムにおける世界的リーディングカンパニーで、グローバルなサービスネットワークで製品の販売、アフターサービス等を提供している。

三井物産は2011年4月、エンジンリース業界大手で老舗の米ウィリス・リース・ファイナンス社と合弁会社ウィリス・ミツイ・エンジン・サポート(WMES)をアイルランドに設立し、航空機エンジンのオペレーティング・リース事業に参入している。今回のエンジン開発事業への参画を通じ、三井物産はGEアビエーションからリース用エンジンを安定して調達し、リース事業の拡大を目指す。また、日本での事業を支援するためのGEアビエーションに対するコンサルタントサービス提供についても両社で協議しており、航空機エンジン関連事業でGEとの連携強化を図り、航空機関連事業の拡大を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識