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2012年11月07日

【流通】JR東日本 「蓄電池駆動電車システム」を実用化し烏山線に導入

JR東日本は、「蓄電池駆動電車システム」を採用した新型車両を導入する。

同社は、非電化区間の新たな環境負荷の低減方策として「蓄電池駆動電車システム」の開発を進め、「NE Train スマート電池くん」を使用して走行試験等により、性能評価や技術的検証を重ねてした。今回、実用性の確認を終了したことから、「蓄電池駆動電車システム」を採用した新型車両の先行車2両1編成を烏山線に導入する。最終的には、烏山線の気動車全数を新型車両に置き換える予定にしている。

蓄電池駆動電車システムは車両に大容量の蓄電池を搭載して非電化区間の走行を可能にするもので、気動車のエンジンから発生する排気ガスの解消や、二酸化炭素・騒音の低減を実現する。この電車は、電化区間では通常の電車と同様に架線からの電力により走行すると同時に蓄電池を充電する。非電化区間では蓄電池の電力で走行し、烏山駅に設置する専用の充電設備において走行に必要な充電を行う。また、室内照明については、すべてLED化し消費電力の低減を図る。2014年春頃、営業運転を開始する予定にしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通