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2012年10月03日

【流通】コクヨファニチャーなど3社 ワイヤレス充電できるデスクを試作

コクヨファニチャーは、モバイル機器へのワイヤレス充電が可能なオフィス用デスクを、インテルと村田製作所と協働で試作した。コクヨファニチャーが試作したオフィス用デスクは、村田製作所が開発したワイヤレス充電システムを内蔵し、同システムを搭載したモバイル機器にワイヤレスで充電をすることができる。今後コクヨファニチャーは、次世代のオフィスツールとして、また新しいワークスタイル提案として、実用化に向けた開発を進める。

昨今、モバイル機器の薄型化とワイヤレス充電機能搭載のニーズが増えている。特にノートブックPCは、携帯性が高い一方でバッテリーの消費が激しく、オフィスや家庭での充電が頻繁に必要なため、ACアダプタのケーブルが必要となる従来の電源供給から解放された、ワイヤレス充電機能の搭載が急務となっている。

コクヨファニチャーは、今後のオフィス等でのワークシーンで、モバイル機器を携帯して、オフィス内を移動しながら働くスタイルが主流になると考え、ワーカーが一層自由に活動できるオフィス環境のあり方を追求している。具体的なオフィス環境として、ノートブックPCのネットワーク接続には、無線LANの登場でケーブルレスの環境が実現したにも関わらず、電源供給では、依然、ACアダプタのケーブルが必要。そこでこれら現状に対して、コクヨファニチャーは、より自由度の高いオフィス環境を実現するために、電源ケーブルの代替となる非接触充電デバイスを組み込んだデスクを試作した。

今回試作したデスクには、村田製作所が開発した非接触充電デバイスを組み込み、受電機能を搭載したモバイル機器を使用することで、モバイル機器への充電がワイヤレスで行うことができる。今後、コクヨファニチャーはモバイル機器への電源供給から解放されたワーカーのオフィス空間での働き方の変化を検証、調査し、次世代のオフィスツール開発に役立てる。

試作したオフィス用デスクの本体は、天板面の段差が無いフラットな仕様とし、ワーカーがワイヤレス充電を行う際に、モバイル機器の充電所定位置を示すインジケート発光や充電状態開始を表すアナウンス発光を、天板面を透過して光で表示させることが可能。またワイヤレス充電システムのユニットや連動する発光機能のユニットを、全て天板に内蔵することで、デスク天板表面上に一切の穴や切り欠きがないシンプルなデザインに仕上げており、モバイル機器を活用する多様な業務に利用できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:17| 流通