<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2012年07月19日

【知識】大鵬薬品工業と帝国製薬 がん性疼痛治療剤「OVF」で業務提携

大鵬薬品工業と帝國製薬は、2012年7月11日、がん性疼痛治療剤「OVF」(フェンタニルクエン酸塩バッカル錠)に関して業務提携を行う事で合意した。

「OVF」は2005年の大鵬薬品工業と米国のシーマ社(現セファロン社:Cephalon Inc.) とのライセンス契約に基づき、国内ではこれまで大鵬薬品が開発を行ってきた。帝國製薬は「経皮吸収技術の応用」および患者さんの「痛みからの解放」を製品開発の中核に位置づけ、麻薬製剤の開発・製造などの事業展開を行っている。今回の提携により、帝國製薬が製造販売承認申請を、販売は大鵬薬品工業が行う予定にしている。

「OVF」は、がんの持続痛がコントロールされている患者さんに一時的に起こる急激な痛み(突出痛)に対して、バッカル部位(上大臼歯の歯茎と頬との間)への投与により、即効性の鎮痛効果を示すがん性疼痛治療剤で、海外では「Fentora(R)」「Effentora(R)」等の製品名で販売されている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 知識