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2012年07月13日

【流通】radiko 静岡県立大学と視覚障害者向けアプリを共同開発

静岡県立大学国際関係学部とradikoは音声・点字モバイル端末でラジオ聴取を可能にする視覚障害者向けの『radiko.jp』アプリを共同で開発した。

同アプリは、静岡県立大学 国際関係学部の石川教授と音声読書器などを生産・販売する韓国の支援技術開発専門企業のHIMS社が共同開発し、エクストラが発売している視覚障害者向けの音声・点字モバイル端末「ブレイルセンス」シリーズの専用アプリ。

「ブレイルセンス」シリーズは、点字キーボードによる文字入力や各種操作、点字ディスプレイ表示と音声読み上げ機能を提供し、文書作成、電子メール、ウェブブラウザ、DAISY図書や音楽の再生、電子辞書、GPSナビ、FMラジオなどの多彩な機能を持っており、これまでの「ブレイルセンス」シリーズでもFMラジオ受信機能を備えていたが、電波受信状況によっては良質な音が提供できないという問題を抱えていた。

一方、『radiko.jp』は地上波ラジオ放送をインターネットストリーミング配信するIPサイマルラジオサービスで、現在、民放ラジオ65局と放送大学が聴取可能で、難聴取地域の解消を目的としており、電波状況に左右されず、クリアな音質を届けることが可能であることから、「ブレイルセンス」で『radiko.jp』を聴きたいという視覚障害者の方々の強い要望があった。

視覚障害者にとって、ラジオは情報を入手する有力な手段の一つであるため、そうした要望に応えたいという石川教授の熱意にradikoが賛同し、今回の共同開発に至った。
『radiko.jp』アプリは、点字キーボードで起動や選局などが操作でき、視覚障害者がより手軽にラジオを聴取できるように設計されている。

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投稿者:gotsuat 10:23| 流通