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2012年07月12日

【流通】日本ガイシ 炉の乾燥時間を半分以下に短縮するシステム開発

日本ガイシは、溶液が塗布されたフィルムや箔などの乾燥時間を従来の方法に比べて半分以下に短縮し、乾燥炉のエネルギー効率を大幅に高める波長制御乾燥システムを開発した。

同システムは、リチウムイオン電池やキャパシタの電極板、セパレータなどの乾燥工程で使用されており、塗布された溶液中の溶剤の蒸発に有効な特定の波長の赤外線を選択的に照射する今までにない新たな乾燥システムで、従来の熱風やヒーターで乾燥させる方法と比べて以下の特長がある。

 1.乾燥時間を50〜70%短縮できる
 2.乾燥炉のエネルギー消費量を30〜50%削減できる
 3.乾燥炉内を100度以下に保つ低温乾燥が可能なため、
   発火の恐れのある溶剤や熱に弱いPET(ポリエステル)フィルムなどの
   乾燥にも適用できる
 4.乾燥炉の長さを50〜70%短くできるため、設置スペースを大幅に削減
   同じスペースであれば、従来の乾燥方法と比べて生産能力を2〜3倍にできる

同社は、同システムの新たな用途の開発と需要の開拓を進める。

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※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通