<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2012年06月28日

【知識】アステラス製薬とDNDi NTDs治療のための新薬の創薬共同研究提携

アステラス製薬とDrug for Neglected Diseases initiative「顧みられない病気のための新薬イニシアティブ」(以下:DNDi)は、世界中で合わせて1千万人近い人々が罹患しているリーシュマニア症、シャーガス病、アフリカ睡眠病の3つの顧みられない熱帯病(以下:NTDs ※)のための、創薬の共同研究提携について契約締結した。この契約は、NTDs疾患領域に参入するというアステラス製薬の新しい戦略の重要な一歩であり、DNDiはその最初のパートナーとなる。

同契約の下、アステラス製薬は、同社化合物を選定してDNDiに提供する。これらの化合物は、スイスのSwiss Tropical and Public Health Instituteでスクリーニングされるが、化合物の薬剤プロファイルは、アステラス製薬の前臨床および/あるいは臨床段階で検討されたもの。DNDiは、抗寄生虫活性を調べるために化合物の再プロファイリングを行い、3つの対象疾患のための新しい抗寄生虫薬候補としての可能性を評価する。


※ 顧みられない熱帯病(NTDs)
NTDsとは、世界の貧困かつ疎外された人びとにきわめて多く感染がみられる、一連の熱帯病を指す。世界保健機関(WHO)によると、10億人以上ないしは世界の人口の6分の1に及ぶ人々が17種のNTDsの1種以上に罹患しているとされている。

鉄道輸送を利用した物流カイゼン・環境対策は鉄道コンテナコンシェルジュ

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識