<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2012年06月04日

【アジア】サタケ インドネシアで大型精米設備一式を受注

サタケは2012年3月、インドネシアの精米加工会社「ルンブン・パディ・インドネシア」より、乾燥から精米までを一貫して行う大型精米設備一式を受注した。

インドネシアは中国、インドに次ぐ世界第3位の米生産国で、近年は消費者意識の高まりから、品質の高い米を求める傾向が強まっており、高品質な米を生産できる最新鋭の精米設備が求められている。

インドネシアの精米加工会社「ルンブン・パディ・インドネシア」は高品質な米を供給するため、2013年3月の完成を目指してスラバヤ市近郊に精米工場建設を計画。設計・施工を担当する総合建設会社「プラバ・グループ」を通じて、サタケが精米設備一式を受注し、2012年3月29日に契約締結式が行われた。

精米設備の選定にあたっては、サタケの世界各国での実績が評価され、荷受から乾燥、籾摺り、精米、精選、出荷までの工程を受注した。サタケはこれまで同国内で、籾摺工程以降の各設備について単体機の納入実績はあったが、乾燥工程を含む全工程の設備を一貫受注するのは初めて。

この精米工場では、主に天日乾燥に頼っていた乾燥工程が機械化され、光選別機を核とした精選工程が導入されることから、生産される米の大幅な品質向上が期待されている。また、各工程に計量機を設置しロット管理を行うことで、工場の利益を正確に把握し、経営の適正化に役立てることができる。

ルンブン・パディ・インドネシアでは、高品質な米への需要はさらに高まるとして、同国内において精米工場をさらに3〜4か所の建設を計画している。他の精米加工会社からも同様な精米工場の引き合いがあり、サタケはインドネシア内でのニーズがさらに増加するとみて、積極的な営業展開を図っていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア