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2012年05月30日

【流通】野村総研 オープンソースソフトウェア50種のバージョンアップ情報を無償公開

野村総合研究所(NRI)は、約50種類のオープンソースソフトウェア(OSS)に関して、バージョンアップ情報を無償公開を開始した。

ベンダーからのサポートが無いOSSでは、ユーザ企業やシステムインテグレーターのエンジニアが、自らバージョンアップ情報を収集して、システム開発や管理を行う必要がある。NRIは約50種類のオープンソースに関するバージョンアップ情報を独自に収集し、WebサイトやTwitter、Facebookなどを活用して無償公開し、脆弱性対策や新機能の導入についての情報共有を推進することで、OSSを活用しているエンジニアを支援する。

企業の情報システムでは、ソフトウェアコストの削減や、システムの長期利用を主要目的として、OSのLinuxをはじめ、アプリケーションサーバでTomcatやJBoss、データベースのMySQLやPostgreSQLといったOSSを活用することが一般的になっている。しかし、OSSの場合、頻繁にバージョンアップが行われることと、同時に複数のOSSを組み合わせて利用することが多いことから、エンジニアにとってバージョンアップ情報の収集とそれに伴うシステムの修正は、手間がかかる作業だった。

NRIでは、約50種類のOSSについて、独自にバージョンアップ情報を収集し、Webサイトをはじめ、TwitterやFacebookなども活用して公開する。また、OSSの最新トピックや、NRI及び他社が開催するセミナーの情報についても、合わせて提供する。これらにより、エンジニアはシステムの保守フェーズにおける情報収集を、大幅に効率化することができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通