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2012年05月14日

【流通】日本光電工業とメドエルジャパン 人工内耳システム発売

日本光電工業と人工内耳システムの製造販売元・メドエルジャパンは、MAESTRO(TM) 人工内耳システムのインプラント「メドエル人工内耳 SONATA TI 100(以下SONATA)」を発売する。

人工内耳システムは、補聴器のように耳に掛けて音をひろい信号処理を行う「オーディオプロセッサ」と、側頭部に埋込み内耳に挿入された電極から刺激を行う「インプラント」から成る医療機器で、補聴器では十分に補うことのできない高度難聴の方に用いられ、きこえを改善する効果がある。また、小児の場合は言葉の発達に効果を表す。

MAESTRO(TM) 人工内耳システムは、蝸牛への侵襲が少なく蝸牛の奥まで刺激できるしなやかな電極と、高度な音声処理を行い未来の技術にも対応できる。SONATAは、埋込み手術時の皮膚の切開範囲を小さくできるため、手術時間の短縮に寄与すると期待される。またMRI(核磁気共鳴画像法)撮影については、手術によって磁石を取り外すことなく1.5テスラまでの撮影が可能。電極は個々の症例に合わせて3種類の長さから選択できる。

「メドエル人工内耳SONATA TI 100」のおもな特長は以下のとおり

1.耐久性に優れたチタン製インプラント
2.小さい皮膚切開での埋込み手術が可能
3.MRI撮影(0.2、1.0、1.5テスラ)が可能
4.I100電子回路:電力効率に優れ、繊細な刺激が可能な電子回路
5.高い刺激頻度:最大50,704回/秒
6.蝸牛全体刺激(CCC:Complete Cochlear Coverage)
  :柔らかく、しなやかな電極アレイで蝸牛全体を刺激
7.種類豊富な電極アレイ:スタンダード、ミディアム、コンプレストの3種類のバリエーション

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通