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2012年05月07日

【アジア】豊田通商 中国でマッシュルーム生産事業に参入

豊田通商は、中国成都市にある成都東蔵現代農業発展(以下:成都東蔵社)とともに、中国で需要の高い生鮮マッシュルーム生産・販売の合弁会社を設立した。

成都市および四川省は、近年の経済成長や人口増加による農・畜産物の需要増に応え生産拡大した結果、現在、畜ふん・麦わらの不適切な処理などによる環境汚染の問題が見られる。また、世界最大のマッシュルーム生産・消費国である中国の一大産地でありながら、露地栽培が主であり、労力に比べ収量が低く、農民の生産離れが進んでいる。さらに、マッシュルームの見栄えをよくするための流通経路における水増しや漂白による品質低下の問題もあるといわれている。

両社の合弁事業は、これらの問題とマッシュルームの需要の高さに着目した、循環型農業による環境改善と安全性の高い商品の安定供給の両立を目指す。新事業のポイントは以下の通り。


1 畜ふん・麦わらを適切に処理(衛生管理・発酵)、良質なたい肥を作り、マッシュルーム栽培の培地として有効活用
  ⇒有効活用による環境問題改善

2 先進的な大型施設栽培による、労働環境の改善、農薬の低減化と周年栽培を実現
  流通経路における管理徹底による安心・安全な商品の提供
  ⇒安全性の高い商品の安定供給

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア