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2012年04月23日

【知識】ヴィンキュラムジャパンとシステムインテグレータ 業務提携を強化

ヴィンキュラムジャパンは、システムインテグレータとの提携関係をより強化させるため、株式の持合いを含めた包括的業務提携を行う。

ヴィンキュラムジャパンは、大手スーパーマーケットやドラッグストアなど多くの流通サービス業に対し、POSシステム、MDシステム、CRMシステムなどの基幹システムを提供し、ITサポートサービスなど流通サービス業向けに特化したワンストップサービスを国内外で展開している。

一方、システムインテグレータは、パッケージの開発から販売、コンサルティング、運用サービスまでをワンストップで提供している。主力製品のひとつであるECサイト構築パッケージ「SI Web Shopping」は、EC市場の発展とともに成長を続け、現在までに1,100サイトの実績を誇る。2008年には「SI Web Shopping 中国版」、2009年には「SI Web Shopping 多言語版」をリリースし、近年急拡大している海外EC市場も視野に事業展開を行っている。

2009年5月13日に両社は、システムインテグレータの「SI Web Shopping」をエンジンとして、ヴィンキュラム ジャパンがネットスーパーソリューションサービスを開始することにつき、業務提携の発表した。しかしながら、この提携関係では、システムインテグレータは単にパッケージの供給元であり、ヴィンキュラム ジャパンはその販売代理店という関係に留まっていた。

今回両社は、提携関係をより強化させるための見直しを行い、相互が持つ技術・知識・ビジネスノウハウを融合させ競争力を強化するとともに、共通の顧客対象である流通小売業に対して、ネットショッピングやネットスーパーなどのネット販売事業を共同でより幅広く展開していくことで合意した。この提携強化によりネットショッピングサイト構築から運営サービスまで付加価値の高いソリューション提案が可能となるなどの相乗効果が期待できる。両社は、相互の事業規模の拡大に大きく寄与し、企業価値の一層の向上にもつながるものと判断したため、戦略的パートナーとして包括的に業務提携することを決定した。

ヴィンキュラムジャパンは、多くの流通サービス業に対し、店舗システムやPOS連携ソリューションなどを提供している。一方、システムインテグレータは、ECサイト構築パッケージ「SIWeb Shopping」をベースにさまざまな流通小売業に対し、ネットショッピングを提供している。両社とも流通小売業を主要顧客とし、リアル店舗とバーチャル店舗という相互のコアコンピタンスを活かした新たなソリューションを次々と生んでいる。その一つがネットスーパーで、ヴィンキュラム ジャパンは、システムインテグレータの「SI Web Shopping」をベースにしたネットスーパー運営システムを構築し、既に複数の稼働実績を有している。

提携強化により、技術面では両社の得意とする技術の共有や製品連携、営業面では共同セミナーの開催や連携ソリューションの提供などを積極的に行ってまいります。また、両社はMIJS(メイド・イン・ジャパン・ソフトウェア)コンソーシアムにも加盟しており、ヴィンキュラム ジャパンが杭州及び上海に設立した子会社などを通じて中国向けの事業についても連携していく予定にしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識