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2012年04月12日

【知識】大塚商会とトレンドマイクロ 中小企業向けサイバー攻撃対策で協業

大塚商会とトレンドマイクロは、中小企業のサイバー攻撃対策で協業する。平成24(2012)年5月22日より、標的型攻撃などサーバの脆弱性を悪用する攻撃や不正プログラムの感染から顧客のサーバを保護するASP『サーバプロテクションサービス』を大塚商会より提供を開始する。脆弱性対策の「仮想パッチモデル」、不正プログラム感染を防止する「ウイルス対策モデル」および、2つのモデルをセットにした「フルモデル」の3種類を用意した。24時間365日稼働しているサーバや、セキュリティパッチ適用によるアプリケーションへの影響を考慮してすぐにセキュリティパッチの適用が出来ないサーバなどのセキュリティを強化する。

同サービスは、トレンドマイクロの総合サーバセキュリティソフト「Trend Micro Deep Security(TM)」(以下、Deep Security)のエージェントを顧客のサーバに提供し、Deep Securityの管理サーバは大塚商会のデータセンターで安全に運用管理する。

ウイルス対策による防御に加え、仮想パッチ(※)によりOSやアプリケーションに変更を加える事無く脆弱性への攻撃をブロックする。また、顧客が専用のハードウェアを必要とせず、サーバへのエージェントインストールも大塚商会がリモートで行う事で運用管理・初期投資を抑えることができる。初期導入時や運用時に顧客が行う作業を最小限に抑える事で、サーバへの脆弱性を悪用した攻撃に対して効率的にセキュリティ強化ができる。

今後、両社はこの度新たに開始する『サーバプロテクションサービス』の提供に加え、ハードウェアと組合せたパッケージソリューションや、ネットワークも含めたソリューションなど、中堅中小企業のサイバー攻撃対策に求められるセキュリティを顧客が簡単に利用しやすい形態で提供する。

※ 仮想パッチ
サーバへの通信を検査し、特定のぜい弱性を利用する攻撃コードが含まれていた場合に、その通信を止めることができる。セキュリティパッチを適用するまでの無防備な期間においてぜい弱性を狙った攻撃を防止する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識