<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2012年03月14日

【物流】全ト協調査 トラック運送事業の経営実態

全日本トラック協会は全国のトラック運送事業者2,307社(有効数)の平成22年度事業報告書に基づき集計、分析した「経営分析報告書」(平成22年度決算版)をまとめた。

これによると、トラック運送業界では輸送量の低迷が続き、平成22年度の売上高(兼業分を含む全売上高、1社平均)は193,914千円と、前年度の197,033千円に比べて1.6%の減収となった。うち貨物運送事業収入(1社平均)も192,178千円と、前年度の195,061千円に比べて1.5%減少し、全売上高、貨物運送事業収入ともに5年連続の減収となった。

また、営業赤字企業の割合が過半数を占める状況が続いており、平成22 年度は58%(1,333 社)と前年度に比べ増加した。規模別に見ると、全ての規模で営業黒字企業割合が低下し、「10台以下」では赤字企業割合が63%と6割を超えた。「11〜20台」でも同59%、「21〜50台」でも同55% となっており、規模が小さいところでは依然として営業赤字企業が過半数を占めている。また、経常黒字企業割合においても規模が小さいほど黒字企業割合が低い傾向がみられ、規模が小さいところでは経営環境が厳しい状況にある。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連