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2012年03月09日

【環境】三菱重工業 舶用エンジンの高圧ガス供給装置を開発

三菱重工業は、天然ガスを使用して舶用エンジンを動かす為の高圧ガス供給装置を国内で初めて開発した。

同装置は、LNG(液化天然ガス)をポンプで高圧化し、30MPa(約300気圧)で送り出す方式をとっており、コンパクト且つ消費動力が小さいという特徴を持っている。LNG船建造で培った深冷技術(※1)の他、舶用エンジン技術や一般機械におけるシール(※2)に関する技術など、同社が持つ幅広い技術基盤や研究成果を活用して実用化に成功した。

また、燃料油の代わりにLNG燃料を使うことでSOx(硫黄酸化物)やNOx(窒素酸化物)の排出抑制を実現可能とする。初号機を三井造船へ納入することで合意しており、納入予定は平成25(2013)年初めとしている。同社が生産する舶用ディーゼルエンジンによるガス焚き実証試験に使われることになっている。

※1・・・LNGや液体窒素など−160〜−200℃の液化ガスを扱う技術
※2・・・摺動部がある空間内に高圧ガスを閉じ込める技術


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】