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2012年02月27日

【物流】平成24(2012)年1月分 内航海運における輸送動向調査(速報値)

日本内航海運組合総連合会が、平成24(2012)年1月の内航海運における輸送動向調査の速報値を公表した。同調査は、内航海運の貨物船・油送船の元請オペレータ上位50社における輸送量(内航輸送量全体の80%以上を占める)について、毎月末に調査を実施しているもの。

これによると、貨物船の輸送量合計は、16,951千トン(対前年同月比104%)となり、前年同月と比較して625千トン増加した。

輸送主要品目別で見ると、鉄鋼、原料、燃料、紙・パルプは前年同月実績を下回ったものの、雑貨、自動車、セメントは前年同月実績を上回った。中でも、最も大幅に伸びた自動車は、3,735千トン(同139%)となり、前年同月と比較して1,057千トン増加した。増加要因として、下半期の好調な国内販売に支えられ、堅調な輸送量を維持したことが挙げられる。

タンカーの輸送量合計は、一般タンカーが11,062千KL(同101%)、特タン船が712千KL(同93%)で、タンカー合計は11,774千KL(同101%)となり、前年同月と比較して91千KL増加した。

輸送品目別で見ると、一般タンカーの場合、黒油のみ前年同月実績を上回り、4,043千KL(同112%)となり、前年同月と比較して435千KL増加した。増加要因として、原発の不稼動に伴う電力向け需要の増大を反映して、輸送量が引き続き増加傾向にあることが挙げられる。また、特タン船の場合は、高圧液化のみ前年同月実績を上回り、336千KL(同103%)となり、前年同月と比較して11千KL増加した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| その他