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2012年02月23日

【流通】大京と東芝エレベータ 非常用電源搭載マンション用エレベーターシステムを開発

大京と東芝エレベータは、マンション用エレベーター電源として、東芝製蓄電装置を利用したシステムを商品化し、大京のマンションに導入する。

大京は、2011年の東日本大震災以降「災害に強いマンションづくり」のための商品開発を進めており、これまで自家発電装置の設置、災害時に備えての防災備蓄品の拡充、LED照明の採用、液状化対策マニュアルの策定など、様々な取り組みを行ってきた。

同社は、停電等の非常時において利用者の不便を解消するため、蓄電池を利用したシステムにより停電などの非常時にも稼働できるよう、エレベーターと蓄電装置双方を取り扱っている東芝グループの技術力とグループ間の連携を評価し、東芝エレベータと共同で非常時においても利用が可能なマンション用エレベーターシステムを開発した。今後は、エレベーターの運行だけでなく、共用部の動力や照明への電力供給切り替え、さらには、「ピークシフト」や「ピークカット」、太陽電池との組み合わせについても検証する。

この蓄電装置は、安全で長寿命、優れた急速充放電特性をもつ東芝製二次電池「SCiB(TM)」を採用している。蓄電装置は、10kWの入出力ができ、これにより非常時にマンション向け住宅用エレベーターを一般的な使用状況で約10時間、通常の速度で運行することができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通