<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2012年02月17日

【物流】全ト協 全石連と意見交換を開催

平成24(2012)年2月8日、全日本トラック協会(全ト協)が全国石油商業組合連合会(全石連)との意見交換会を開催した。

冒頭、全ト協の星野会長は、燃料費は運送費の中でも大きなウエイトを占めており、燃料価格の変動が経営に多大な影響を及ぼすことや、東日本大震災が発生した際、燃料が供給されなかったなどの問題に触れ、全石連に対して、常に安価で安定的な燃料の供給確保に向けての協力を仰いだ。

一方、全石連の関会長は、震災の際に在庫が無いことで販売できなかったことを陳謝した一方、こうした会合が両業界の進展に繋がることへの期待感を表明した。

同日の議事では、全ト協側から円高にも関わらず燃料価格が高止まりしている理由や、価格決定の仕組み等の説明を求めた。また、緊急時の燃料供給体制について触れ、営業用トラックへの優先供給やSSマップの作成とともに情報提供体制の整備についての協力を要請した。

こうした意見に対し全石連側からは、軽油の価格形成の仕組みや、買い手による格差などが発生している現状を報告した。また、緊急時に対応した石油製品の備蓄に関する法制化の整備や、将来のエネルギーバランスの見通しなどを説明した。

なお、同日の会合において、今後も継続的に会合を開き、課題解決に向け両団体が協力していくことが了承された。


■関連ニュース
【物流】全ト協 「軽油価格の高騰と運賃転嫁に関する調査」発表
(2012年01月27日)
【物流】全ト協 「軽油価格の高騰と運賃転嫁に関する調査」発表
(2011年07月26日)
【物流】トラック運送業界の景況感(2011年10月〜12月)
(2012年02月03日)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連