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2012年02月08日

【流通】協和電線 軽量ではんだ付けも容易なアルミリッツ線を開発

古河電工グループの協和電線は、軽量ではんだ付けが容易なアルミリッツ線 「KANZACC〜ALC-fine・Litz77」を開発した(特許出願済)。

協和電線の「KANZACC〜ALC-fine・Litz77」は、アルミ線にすずコーティングを施し、さらに絶縁皮膜をコーティングした後に撚り合せてリッツ線にしたもので、より軽量化が望まれるコイルに最適。また、直接はんだ付けが可能なため、絶縁皮膜の除去や酸化皮膜の除去等の処理の必要がない。その接続処理は大幅に時間短縮され、コイル製作コストの低減に大きく寄与する。

リッツ線は絶縁皮膜をコーティングした細線を撚り合わせたもので、同じ断面積の単線に比べ、高周波特有の表皮効果による交流抵抗の増大を抑制することができる。従来は銅線に絶縁皮膜をコーティングしたリッツ線が使われてきたが、その重さから、移動体用途を中心にリッツ線の軽量化が必要とされていた。

協和電線は、2012年2月からサンプル出荷を始め、2012年度下期に量産化を行なう。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通