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2012年02月06日

【アジア】住友電気工業 タイ・ラヨーン県に銅荒引線・伸線及び切削用アルミ棒材の製造拠点を設立

住友電気工業は、タイ・ラヨーン県に、銅荒引線・伸線及び切削用アルミ棒材を製造・販売する「SEI Thai Electric Conductor Co., Ltd.(仮称)」(以下:STEC社)を設立する。

銅荒引線・伸線は、自動車用ワイヤーハーネス、巻線、電力ケーブル、機器用電線など電線・ケーブルの母線であり、これまで住友電気工業グループは、日本(同社大阪製作所)及びインドネシア(P. T. Karya Sumiden Indonesia)で製造し、日本、中国・東南アジアの需要に対応している。

昨今、住友電気工業グループ会社を中心に中国・東南アジア地域で拡大する需要に対して、リスク分散など種々検討の結果、タイ・ラヨーン県に新たな製造拠点を設置することとした。なお、STEC社は、東南アジア最大の製造能力を持つ銅荒引線・伸線工場となる見込み。今後は、生産能力の拡大に伴い、同社グループ内の需要増に対応するとともに、同社グループ以外の顧客にも積極的に拡販する。

一方、自動車のオートマチック・トランスミッションのバルブ部品に加工される切削用アルミ棒材については、これまで日本(富山住友電工)において製造し、顧客に納入してきた。同製品についても、東南アジアを中心とする急速な需要の拡大に迅速に対応するため、新たな製造ラインの設置を検討した結果、銅荒引線・伸線とともに同一会社で製造することとした。STEC社は、富山住友電工(株)が鋳造圧延・伸線等(上工程)を行ったアルミ素材の供給を受け、最終製品化(伸直矯正・熱処理等)を行う。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア