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2012年01月19日

【知識】神戸製鋼所とインド・SAIL社 ITmk3(R)合弁会社

神戸製鋼所とインド国のSteel Authority of India Limited(以下:SAIL社)は、神戸製鋼所が独自開発した新製鉄法ITmk3(R)(アイティー・マークスリー)を活用した合弁事業につき、2010年3月の共同事業化検討に関する覚書締結以降、共同で検討を進めてきたが、事業化に一定の目処が立ったため、より詳細な事業化調査を行うための合弁会社を設立する。今後、同プロジェクトの早期実現に向け事業化調査を進める。

同プロジェクトでは、ITmk3(R) プラントで生産したアイアン・ナゲットを出資見合いで各社が引き取り、それぞれの製鉄所で消費するか、合弁会社が直接市場に販売することを想定している。原料となる鉄鉱石はSAIL社がインド国内で保有する自社鉱山から供給され、還元剤となる石炭はインド国内一般炭を活用する。インド鉄鋼・鉄源市場は今後とも引続き堅調な伸びが予想されており、神戸製鋼所並びにSAIL社は、同プロジェクトを通してインド鉄鋼市場、ひいてはインド国の益々の発展に貢献をしていきたいと考えている。

今後、両社は、合弁会社設立の手続き、詳細FSや環境認可取得手続き後、早ければ2013年にもプラント建設工事に着工し、2015年の稼動・操業開始を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識