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2012年01月17日

【アジア】双日 カンボジアで配合飼料の生産・販売事業に参入

双日は、中国最大の畜産・飼料会社である新希望集団がカンボジアに所有する飼料製造会社の四川新希望農業(以下、新希望カンボジア社)の10%の株式を取得、カンボジアでの飼料事業に参入した。

新希望カンボジア社はプノンペン市内のプノンペン経済特区に位置し、年間20万トンの配合飼料の生産能力を備え、2011年5月からに生産を行っている。日系企業が、カンボジアで畜産用配合飼料の生産・販売事業に参入するのは今回が初めて。

カンボジアにおける飼料の需要は、食肉需要の増大に伴い年々増加しており、2008年の約120万トンから2014年には250万トンと倍増が見込まれている。新希望カンボジア社は、将来的に生産能力を増強する為の工場の拡張も想定しており、カンボジアでの配合飼料のトップメーカー入りを目指している。

双日は、既にベトナムにおいて、協同飼料と共同で、双日協同飼料会社(Kyodo Sojitz Feed Co., Ltd.)を設立し、2013年の生産開始を目指し工場を建設している。双日は、ベトナム、カンボジアにおけるこれらの配合飼料会社を含め、経済成長に伴う飼料原料の需要増大に対応し、出資先であるインターフラワー・ベトナム社(IFV社)が所有するASEAN最大の穀物専用港カイメップアグリ港を活用し、カンボジア・ベトナムを中心としたメコン地域周辺へ競争力のある飼料原料を供給する。また今後は、インドシナ地域(ベトナム、カンボジア、タイなど)の陸上国際物流サービスの活用により、ASEAN域内における木目細かい物流の要望に応える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア