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2011年12月28日

【アジア】ダイキン工業 中国・蘇州に同社最大規模の空調機器生産拠点を設立

ダイキン工業は、子会社である大金(中国)投資を通じ、中国江蘇省蘇州市に、住宅用エアコンおよび店舗用エアコンの生産会社『大金空調(蘇州)』を設立する。生産開始は2012年4月を予定している。 新会社の住宅用エアコンおよび店舗用エアコンの生産能力は、年間150万台を予定しており、同社で最大規模の生産能力を有することになる。

新会社では、配管や樹脂部品などの内作比率を高め、材料投入から完成品出荷までの動線を短くし運搬ロスの極小化をねらった高効率生産ラインの構築などにより、コスト競争力を高めて、中国のボリュームゾーン市場で競争力のある生産体制を構築する。

中国の空調市場は、近年、地方都市を中心に急速に成長しており、2010年には約1.9兆円(世界需要の約18%。同社推定)で米国に次ぐ世界2位の規模と、ダイキン工業ではみている。同社の中国事業は市場の成長を上まわるスピードで拡大しており、従来は『大金空調(上海)』で生産していたが、生産が逼迫した状況になっていた。

今後、量産が必要な住宅用エアコンおよび店舗用エアコンを新会社『大金空調(蘇州)』で生産し、コスト競争力を向上させるとともに、従来の生産拠点である『大金空調(上海)』では業務用エアコンを中心とした高機能製品の生産拠点として強化する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア