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2011年12月26日

【流通】NTTファシリティーズ 外気冷熱を活用するデータセンター用空調機の販売開始

NTTファシリティーズは、データセンター向け空調ソリューション「ACORDIS(アコーディス)」のフラッグシップソリューションであるIT装置用床置型空調機「FMACS(エフマックス)」のラインナップを追加し、外気冷熱を有効に活用し、省エネルギー性を追求した「FMACS−V hybrid(エフマックス・ファイブ・ハイブリッド)」の販売を開始する。

一般的に低温外気を利用した直接外気冷房方式(エアサイドエコノマイザ)は外気の塵埃や海塩粒子といった不純物による電気基板の腐食の恐れや外気導入量に応じて湿度調整が必要となる場合がある。これらの課題をクリアしつつ、高い省エネルギー性が要求されるデータセンターに適した間接外気冷房型空調機として、FMACS−V hybrid(冷房能力45kW、以下:同調機)を日立アプライアンスと共同で開発した。

同空調機は、圧縮機と冷媒ポンプを備え、外気の空気質の影響を受けにくい間接外気冷房を、FMACS−Vの高信頼性・可用性を確保しながら高効率で実現する。外気温度が低い冬期から中間期に圧縮機を停止させ、冷媒ポンプにて冷媒を循環させる外気冷房運転を行うことで、冷媒ポンプの消費電力は、通常の空調機で使用される圧縮機より極めて小さいため、運転効率が大幅に向上する。同空調機により、データセンター空調に関わる年間消費電力量および年間CO2発生量を、一般の電算室用空調機と比較して、最大54%削減(※)することができる。

※ 札幌の標準気象データによる試算結果

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通