2011年12月20日
【物流】JR貨物 輸送実績（2011年11月）
平成23（2011）年12月16日、JR貨物は同年11月のＪＲコンテナ輸送実績を公表した。
これによると、コンテナ貨物は農産品・青果物、自動車部品が前年を上回ったものの、紙・パルプ、家電・情報機器等が前年を下回り、全体では1,765千トン（前年比96.1%）となった。平成23（2011）年11月3日からは、東日本大震災により発生した災害廃棄物を岩手県宮古市から東京都へ搬出する作業が開始され、11月は20フィートコンテナ150個分を輸送。東北の生産拠点が被災した紙・パルプは前年と比較して大きく減送となっているものの、各拠点の復旧は着実に進んでいる。
一方、車扱貨物は石油、セメント・石灰石など全ての品目が前年を下回り、全体で866千トン（前年比90.5%）となった。石油は、気温が高めに推移したことに加え、冬場の節電に伴う燃料需要の増加を見据えた備蓄増のために10月に輸送量が増加したこともあり、600千トン（同91.2%）と減送となった。セメント・石灰石は台風12号で被災した路線の不通が上旬まで続いたことから107千トン（同89.0%）と前年を下回った。
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投稿者：gotsuat 09:45| 物流事業者
