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2011年12月19日

【流通】日本交通と日本マイクロソフト 日本初「全国タクシー配車」サービスを提供

日本交通と日本マイクロソフトは、クラウドを活用し、タクシー業界における日本初の全国規模での配車サービスの展開において協業する。

日本交通は、2011年1月18日よりスマートフォンを活用し、日本で初めてタクシーの注文をアプリケーションのみで完結できるサービスとして「日本交通タクシー配車」を提供している。サービス提供後に多くの顧客より「全国のタクシーでも同様のサービスを利用したい」との要望を受け、日本マイクロソフトの技術協力を得て、マイクロソフトのクラウド基盤「Windows Azure(TM) Platform」を活用して新サービスを開発、また全国のタクシー事業者13グループ(2011年12月13日時点)と提携し、日本初の「全国タクシー配車」サービスとして提供する。まずは、札幌、埼玉、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、福岡の10地域で利用可能で、今後は順次利用可能地域を拡大していく。また、今回の「全国タクシー配車」への対応スマートフォン端末として、iPhone版、Android版に加え、近日中にWindows Phone版も提供する。

日本交通は、『選ばれるタクシー』を目指し、様々なサービスを提供しています。今回の「全国タクシー配車」は、出張や観光で訪れた知らない場所でも簡単にタクシーを呼べるアプリケーションとして顧客の利便性向上、全国のタクシー事業者と提携することで、タクシー業界全体の活性化を目的としたサービスで、将来的には、更なる顧客の利便性向上のため、時間指定予約、空港定額タクシー予約、観光タクシー予約などの機能を順次追加していく予定にしている。日本交通は、今後もITを活用し、新たなサービスの提供を目指す。

日本マイクロソフトは、短期間・低コストで新しいサービスを開発・展開できるというクラウドコンピューティングの特徴を生かし、今回の日本交通の「全国タクシー配車」の開発において技術支援を行っている。従来、タクシー事業におけるIT活用による新サービスというのはそれほど多くの事例はなかったが、今回のサービスのように最新のクラウドコンピューティングやスマートフォンを活用することで、タクシー業界における全国規模での共通サービスでの事業者間連携、タクシー事業者にとっては全く新しいサービスの提供と顧客との新しい関係の構築、タクシー利用者にとっても利便性の高いサービスを受けられる、というかつてない環境の実現が可能となった。

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投稿者:gotsuat 09:40| 流通