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2011年12月14日

【知識】日本錬水と三浦工業 水処理事業で提携

三菱レイヨンのグループ会社・日本錬水と三浦工業は工場の総合水処理事業において業務提携した。

日本錬水が保有するイオン交換式純水装置を核とするプラントエンジニアリング力や技術サービス力と、三浦工業がボイラ事業によって培った強固な販売ネットワークや製品のパッケージ化ノウハウ、IT活用による運転管理エンジニアリング力などの両社の強みを活かし、高品質で高機能、更には価格競争力のある水処理装置の開発を進め、顧客満足度の向上を図る。また、海外での事業拡大や新社設立も視野にいれ、強固な事業基盤作りを行う。

両社は互いの製品・サービスを融通しあい、多様化する顧客のニーズに最適なシステム提案を迅速に行える体制を整える。具体的には日本錬水が得意とするイオン交換式純水装置、MBR(膜分離活性汚泥法)等の排水処理装置を三浦工業に提供し、三浦工業が得意とするRO装置(逆浸透膜装置)、EDI装置(電気再生式純水装置)などの規格パッケージ商品、自動水質監視装置を日本錬水へ提供し、総合的な水処理システムを提供する。

また、両社は2012年2月までにプロジェクトチームを新設し、新商品開発を開始する。日本錬水のプラントエンジニアリング力と、三浦工業のボイラやRO装置などで培った規格パッケージ商品の設計力を組み合わせ、更に付加価値を追求した価格競争力のある商品を開発する。また両社は三菱ケミカルホールディングスグループが所有する水処理機能部材(三菱レイヨンのMF膜、MBR膜、凝集剤、三菱化学のイオン交換樹脂など)を積極的に活用することや、これらの共同仕入により水処理システムの一層の価格競争力の強化する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識